1.運転者の体調急変による事故事例

運転者の体調急変による人身事故は、毎年250件前後も発生している。
どんな事故があったのか、具体的に紹介しよう。

てんかん発作による意識障害

長時間運転による居眠り

平成23年4月 栃木県鹿沼市

クレーン車が登校中の小学生の隊列に突っ込んだ死亡事故

被害死者:6名

【参考】発作・急病による事故発生状況
(単位:件)

事故年 発作・急病による事故 人身事故
平成20 252 676,788
平成21 268 654,775
平成22 229 648,048
平成23 245 619,229
平成24 254 597,628
5か年計 1,248 3,196,468

出典:(公財)交通事故総合分析センター

長時間運転による居眠り

長時間運転による居眠り

平成24年4月 京都府亀岡市

軽自動車が登校中の小学生と保護者の隊列に突っ込んだ死傷事故

被害死者:3名 ・ 負傷者:7名

過密労働による居眠り
(睡眠時無呼吸症候群の症状あり)

過密労働による居眠り

平成24年4月 関越道上り線藤岡ジャンクション付近

乗合ツアーバスが防音壁に衝突した死傷事故

被害死者:7名 ・ 負傷者:39名

これらの事故は、当時、大きく報道で取り上げられたものだよ。