2.統計から見たすがた

子どもの事故には、どのような傾向があるのでしょうか。発生した場所や状況について、統計を見てみましょう。

事故の発生場所は?

発生場所別に見た子どもの事故(2019年)

グラフ:発生場所別に見た子どもの事故住宅でけがをする子どものイメージ

出典:東京消防庁令和元年「救急搬送データからみる日常生活の事故の実態」
※6歳以上12歳以下の事故
 なお、各項目は、救急搬送データにおける以下を集計した。
「住宅等」:「住宅等居住場所」、
「道路・店舗等」:「道路・交通施設等」と「店舗・遊戯施設等」、
「その他」:「会社・公共施設等」と「医療施設」と「その他(不明含む)」

発生場所別に見ると、住宅等、学校・児童施設等、公園・遊園地・運動場等で
約8割を占めています。自転車から転ぶ子ども

子どもの身の回りに潜む危険

事故の状況は?

救急搬送された事故種別の内訳(2019年)

グラフ:救急搬送された事故種別の内訳
うち、入院以上の割合は?うち、入院以上の割合は?

入院以上の割合(2019年)

グラフ:入院以上の割合

出典:東京消防庁
「救急搬送データからみる日常生活事故の実態 令和元年」
※6歳以上12歳以下の事故
 なお、救急搬送データにおける「中等症(生命の危険はないが入院を要するもの)」、「重症」、「死亡」をここでは「入院以上」と表記しています。

「ころぶ」「ぶつかる」「落ちる」事故が、全体の約8割以上を占めています。
「おぼれる」事故の割合は低いのですが、ひとたび起こってしまうと、入院以上の割合が高い傾向があります。
事故が起きてしまう背景には、どのような原因や理由があるのでしょうか?つまづいて転ぶ子ども