土砂災害を知る

毎年のようにニュースで取り上げられる 「土砂災害」。
ここでは、土砂災害を正しく理解し、考えることで、私たちの安全な暮らしに役立てていきましょう。

ところで 「土砂災害」という言葉からイメージされることは........?

どんなことをイメージしましたか?
それでは、土砂災害がどのようなものかを見てみましょう。

土砂災害には
3つのタイプが
あります!

がけ崩れ

がけ崩れとは、突然、急な斜面が崩れ落ちる現象です。
  • 地中にしみこんだ雨などの水分が、土の抵抗力を弱め、斜面が水の重みにも耐えきれず、崩れ落ちます。
  • 地震の影響によって生じることもあります。
  • 一般に、大量の土砂が瞬時に崩れ落ちるため、避けることが難しく、人家の近くでは大きな被害が生じます。
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地すべり

地すべりとは、斜面が広範囲で、すべり落ちる現象です。
  • 斜面の一部または全部が、地下水の影響と重力により、ゆっくりと下方にずれ動くことです。
  • ずれ落ちた土砂が川をせき止め、川の上流に水がたまり、その周囲は水浸しで押し出され、土石流となることもあります。
  • 地震の影響によって生じることもあります。
  • 一般に、広い面積の土砂がずれ動くため、大きな被害になります。
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土石流

土石流とは、山腹や川底の土砂が大雨などで、一気に下流まで勢いよく押し流されてしまう現象です。
  • 積雪地帯では雪解け水が原因となる場合があります。
  • 地震や地すべりで崩れた土砂がダムのように川をふさぎ、そのダムが決壊することで生じることもあります。
  • 流れる土石には、大きな岩や樹木も混ざるため、谷を削りながら落ちます。
  • 一般に、流れが早く、下方では扇の形に広がって止まり、被害は広範にわたり、一瞬で人家や畑などを壊滅させます。
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それでは、過去の土砂災害事例、土砂はなぜ起きるのか、安全な暮らしのためにしておくべきことについて、順番に考えていきましょう。