1.知っていますか?~高齢者の「不慮の事故」とは~

※本コンテンツでは65歳以上を高齢者としています。

あいかわらず高齢者の事故のニュースが多いわね。
うちのおじいちゃん、おばあちゃんは離れて暮らしているし、心配だわ…。

これからますます高齢社会になるといわれているし、他人事とは思えないよね。
高齢者の事故ってどんな事故が多いか知っているかい?

ニュースでも高齢者の交通事故が報道されているから、やっぱり交通事故が多いのかしら。

実は、高齢者の死亡事故を見ると、交通事故よりも、不慮の事故で亡くなる場合のほうが多いんだ。

高齢者の死亡事故件数の推移
(2008年〜2017年)

グラフ:高齢者の死亡事故件数の推移(2008年〜2017年)

※本コンテンツでは、人口動態統計において死因が「自然の力への暴露」に分類されるものを「自然災害」と表記しています。

※本コンテンツでは、交通事故、自然災害を除いたものを「不慮の事故」としています。

出典:厚生労働省『平成20年~29年人口動態統計』を基に損害保険料率算出機構作成

てっきり「高齢者の事故」の大半は、交通事故によるものだと思っていたわ。

さらに、近年では「不慮の事故」による総死亡者数のうち、高齢者の占める割合が年々増加して高い状態が続いているよ。

高齢者の「不慮の事故」による
死亡者数(2008年〜2017年)

グラフ:高齢者の「不慮の事故」による死亡者数(2008年〜2017年)

出典:厚生労働省『平成20年~29年人口動態統計』を基に損害保険料率算出機構作成

交通事故や自然災害以外の「不慮の事故」によって亡くなっている高齢者が圧倒的に多いことは分かったけど、「不慮の事故」って具体的にはどんな事故なのかしら?

人口動態統計では、「転倒・転落・墜落」、「その他の不慮の窒息」、「不慮の溺死及び溺水」の3つが、「不慮の事故」の大半を占めているんだ。
ここでは、わかりやすく「ころぶ」、「つまる」、「おぼれる」として見ていこう。

高齢者の「不慮の事故」による死亡者の死因別割合(2017年)

グラフ:高齢者の「不慮の事故」による死亡者の死因別割合(2017年)

出典:厚生労働省『平成29年人口動態統計』を基に損害保険料率算出機構作成

高齢者の「不慮の事故」は、どのような場所で発生しているのかしら?

意外かもしれないけど、多くは家庭内で起きているんだ。

高齢者の「ころぶ」、「つまる」、「おぼれる」
事故の発生場所別割合(2017年)

グラフ:高齢者の「ころぶ」、「つまる」、「おぼれる」事故の発生場所別割合(2017年)

※本コンテンツでは、救急搬送データにおいて「ものが詰まる等」に分類されるものを「つまる」と表記しています。

出典:東京消防庁『救急搬送データからみる高齢者の事故』を基に損害保険料率算出機構作成

次のページでは、家庭内事故の事例や原因等を「ころぶ」、「つまる」、「おぼれる」の別に見ていこう。