地震をくわしく学ぼう (2)地震が発生するしくみ

地震発生のしくみ

地震の発生のしくみ 地長い年月をかけて、プレートの境界や陸地の岩盤にたまったひずみは大きくなり、やがて、岩盤は急速にずれて壊れます。壊れるときに地表に衝撃が伝わる現象が地震なのです。
このようにして発生する地震には、活断層による地震、プレート内・プレート境界で発生する地震があります。

活断層による地震
(内陸型地震)

日本の地下の岩盤で、強い圧縮の力が加わり、ひずみがたまる。

地中の岩盤が破壊され、地震が発生する。

1995年
阪神・淡路大震災
2004年
新潟県中越地震
2016年
熊本地震
2018年
大阪北部地震
北海道胆振東部地震 など

プレート内で発生する地震
(海洋プレート内の地震)

海をのせているプレート(海洋プレート)が地下に沈む込むとき、プレートは下に曲げられる。

海洋プレートの上側の岩盤が破壊され、地震が発生する。

1987年
千葉県東方沖地震
1993年
釧路沖地震 など

プレート境界で発生する地震
(海溝型地震)

海洋プレートが沈み込むとき、陸地をのせているプレート(大陸プレート)も引きずられ、ひずみがたまる。

ひずみに耐え切れなくなった時に岩盤がはねあがり(破壊され)、地震が発生する。

1923年
関東大地震
2003年
十勝沖地震
2011年
東日本大震災 など

(参考)このほかに、火山の噴火にともなって発生することもあります。

断層の動きによる地震

断層の動きによる地震 ここでは、活断層による地震についてみてみましょう。「活断層」とはどのようなものでしょうか?

岩盤がずれて破壊されたときのずれた面を「断層」といい、過去にくりかえし活動し、将来も活動すると考えられる「断層」を「活断層」といいます。断層のずれの量が大きいほど大きな地震になります。

活断層

活断層があるところ

活断層があるところ 日本周辺には活断層がたくさんあります。それまで存在がわからなかった断層が、地震により地表にあらわれることもあります。

岩盤がずれて破壊されたときのずれた面を「断層」といい、過去にくりかえし活動し、将来も活動すると考えられる「断層」を「活断層」といいます。断層のずれの量が大きいほど大きな地震になります。

活断層

活断層

今後の調査や研究により、さらに多くの活断層が見つかる可能性があります。