私が担当しているのは、自動車保険の参考純率を算出するための前提となる資料の作成です。算出前提条件・標準約款と呼ばれるものをつくっています。約款とは、保険契約の内容について規定した文書のことです。作成・改定にあたって、関連する法律の改正状況や重要判例の動向に日々目を光らせています。また、グループリーダーとして、メンバーをまとめる立場でもあります。グループ内で円滑にコミュニケーションが進み、メンバー1人ひとりが力を発揮できるようなマネジメントを心がけています。
子育てをしながら、機構の仕事と両立しています。特に子どもが小さい頃は、育児休業、時差出勤、時短勤務、看護休暇など、さまざまな制度を活用しました。機構では以前からこうした制度の利用が進んでおり、周囲の先輩方が取得されていたので、制度として存在しているだけではなく、実際に利用しやすい環境で、非常に助かりました。管理職になってからも、朝・夕30分ずつ勤務時間を短縮し、子どもの通院時には看護休暇を利用しています。
私と同じように、子育てをしながら業務にあたっている人も少なくありません。最近では男性の育児休業取得なども進んでいる印象ですね。特に仕事と子育ての両立の面で、これまで多くの人に支えられてきましたので、管理職として、男性も女性も、全員がそれぞれのライフスタイルに合わせて活躍できる職場づくりに力を入れたいと考えています。そして、業務知識を得ながらステップアップしていける研修体制、多様な価値観を認め、相談し合える仲間との関係をベースに、専門性を磨き、自らの業務に責任とプライドを持てる強い組織を目指していきたいと思います。