行動規範
損害保険料率算出機構は、参考純率および基準料率の算出ならびに自賠責保険に関する損害調査など社会公共性の高い業務を行っており、これらの業務を通じて損害保険業の健全な発達を図り、保険契約者などの利益を保護することを使命としています。
この行動規範は、本機構がこの使命を達成するとともに社会からの信頼をより高めていくため、「損害保険料率算出機構 内部規律基本方針」に基づくコンプライアンスの基本方針として定めたものです。
役員および従業員その他本機構の業務に従事するすべての者は、その職責を自覚し、法令、内部規則および社会規範など(以下「法令等」という)を誠実に遵守するとともに、高い職業倫理と自己責任原則をもってこの行動規範に則った行動を実践します。
基本方針1 適正な業務遂行
行動指針
(1)適正な料率算出
損害保険料率算出団体に関する法律などの法令等に基づき、合理的かつ妥当で不当に差別的でない参考純率および基準料率の算出に努めます。
(2)適正な損害調査
自動車損害賠償保障法および民法などの法令等に基づき、自賠責保険および政府保障事業に関する公正、迅速、親切な損害調査に努めます。
(3)有用な情報および研究成果の提供
料率算出業務および損害調査業務を通じて蓄積した情報および研究成果ならびに各種保険種類に関する統計および情報について、会員、官公庁および消費者などに役立つよう、その提供に努めます。
基本方針2 人権、個人の尊重
行動指針
(1)人権の尊重および差別の禁止
個人の基本的人権を尊重し、性別、年齢、職業、国籍、人種、民族、思想、信条、宗教、社会的地位、門地、本籍地および疾病・障害などを理由とする不当な差別および人権侵害を行いません。
(2)個人情報などの厳正な管理
業務上知りえた個人情報および会員の情報などの機密情報は、法令等に基づき厳正に管理します。
(3)働きやすい職場環境づくり
労働安全衛生法などの法令等に基づき、心身ともに健康で、安全に働くことができる職場環境づくりに努めます。
基本方針3 社会との適正な関係の構築
行動指針
(1)積極的かつ適切な情報開示
社会から一層の理解を得るため、事業運営の透明性を高めるとともに、広報活動などを通じて、広く社会に向けて積極的かつ適切な情報開示に努めます。
(2)反社会的勢力への姿勢
市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的な勢力および介入者などに対しては、毅然とした態度で臨み、不当な要求には応じません。
(3)環境問題への取組み
環境問題に対する意識の向上を図るとともに、省資源・省エネルギー対策などに努めます。
(4)社会貢献活動への取組み
社会における良き市民として、防災および交通安全などの社会貢献に努めます。
以 上
2003年4月8日制定
2007年3月14日改定
2007年4月1日実施