自然災害リスクに関する研究

台風や地震などの自然災害は、発生頻度が低い一方で損害が巨額になる可能性があり、それらを評価して適正な保険料率を算出するには、これまでに観測、蓄積された保険統計では必ずしも十分ではありません。当機構では、このようなリスクを評価するために、自然災害リスクに関する研究に取り組んでいます。

自然災害

当機構では、保険料率の算出等のため、自然災害リスクモデルの研究・開発を行っています

当機構で研究・開発している自然災害リスクモデルには、風災モデル・水災モデル・地震モデルがあります。これらは火災保険参考純率および地震保険基準料率の算出に使用しているほか、当機構のコンサルティング・サービスを通じて会員保険会社でも利用されています。

モデルについてのご質問等は、リスク業務部までお寄せください。

risk@giroj.or.jp

当機構では研究会を開催し、台風や地震などの自然災害に関する危険度評価、情報収集を行っています

災害科学研究会 火災部会

火災安全工学などの専門家を招いて、火災の危険度評価、火災の情報収集を行う研究会を開催しています。

災害科学研究会 風水害部会

風工学・水工学などの専門家を招いて、風水害の危険度評価、風水害の情報収集を行う研究会を開催しています。

地震災害予測研究会

地震学・地震工学などの専門家を招いて、地震の危険度評価、地震災害の情報収集を行う研究会を開催しています。

地震災害予測研究会の概要はこちらをご覧ください

当機構ではこれまでの研究成果として各種学会等において論文等を発表しています

「地震動強さの距離減衰式にみられるバラツキの空間相関が巨大地震の被害予測に与える影響」
阿部雄太,山本治貴,中村雅紀,秋山伸一,井上哲也:日本地震工学会論文集,第17巻,第2号,pp.74-87,2017.5

「確率論的火山危険度評価手法に関する近年の動向調査」
金井啓通,永田直己,藤原伸也,永島伊知郎,小山陽一朗:日本地球惑星科学連合2016年大会,SVC48-P22,2016.5

「台風時の降雨量推定手法に関する研究」
松本幸大,折池雄太,鈴木久紀,竹見哲也,中北英一:河川技術論文集,第21巻,pp.419-424,2015.6

「地震保険実績データを用いた地震動特性を考慮した木造住宅の被害関数」
日下彰宏,石田寛,鳥澤一晃,土井央,山田和樹:日本建築学会技術報告集,第21巻,第48号,pp.527-532,2015.6

「東北地方太平洋沖地震の津波被害現地調査結果に基づく非住家建物を対象とした津波損傷度曲線」
奥野峻也,登梛正夫,山口亮,山本治貴,越村俊一:日本地震工学会論文集,第14巻,第5号,pp.68-81,2014.11
【日本地震工学会論文奨励賞受賞】

「観測記録に基づく地盤増幅率の非線形特性のモデル化」
山口亮,翠川三郎:日本地震工学会論文集,第14巻,第1号,pp.56-70,2014.2

「中線距離を用いた地震動予測式に関する予備的な検討」
纐纈一起,司宏俊,三宅弘恵,イブラヒムラミ,山口亮,永島伊知郎:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.139-140,2013.8

「南関東地域におけるM7クラス地震震央の確率予測について」
井元政二郎,藤原広行,森川信之,岩城麻子,前田宜浩,山口亮:日本地球惑星科学連合大会,SSS30-P05,2013.5

「地震動特性と地盤と建物の相互作用効果がRC造建物の被害関数に及ぼす影響」
森井雄史,宮腰淳一,吉田一博,遠山奈々:日本建築学会構造工学論文集,Vol59B,pp.417-426,2013.3

「複雑な伝播経路特性を考慮した関東地域における地震の震源特性の検討」
田島礼子,司宏俊,森川信之,藤原広行,岩城麻子,山口亮:日本地震学会,B22-09,2012.10

「Effect of Soil-Structure Interaction on Vulnerability Function for Reinforced Concrete Structure Building」
T.Morii,J.Miyakoshi,K.Yoshida,N.Toyama:15th WCEE,Lisbon,2012.9

「東北地方太平洋沖地震による液状化被災地区における住宅の傾斜とめり込み沈下量の関係」
橋本隆雄,安田進,山口亮:地盤工学会研究発表会,pp.1487-1488,2012.7

「地盤の平均S波速度を用いた地盤増幅率の推定手法の改良」
山口亮,翠川三郎:日本地震工学会論文集,第11巻,第3号,pp.85-101,2011.8

「地震時の家財被害額の予測手法に関する研究」
金子美香,吉村昌宏,山田和樹,名取晶子:日本建築学会構造系論文集,Vol75,No.653,pp.1411-1420,2010.9

「余震を考慮した建物被害予測手法に関する研究(その1)全体概要と内陸地殻内地震の余震発生シナリオ」
宮腰淳一,島津奈緒未,具典淑,神原浩,山本治貴:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.1061-1062,2010.7

「余震を考慮した建物被害予測手法に関する研究(その2)海溝型地震の余震発生シナリオ」
島津奈緒未,宮腰淳一,具典淑,神原浩,山本治貴:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.1063-1064,2010.7

「余震を考慮した建物被害予測手法に関する研究(その3)被災建物の被害関数と建物被害予測事例」
具典淑,宮腰淳一,島津奈緒未,神原浩,山田和樹:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.1065-1066,2010.7

「微地形区分データを用いた広域の液状化危険度予測について」
山本明夫,小丸安史,吉村昌宏,山口亮:北海道大学地球物理学研究報告,No.73,pp.37-47,2010.5

「微地形区分データを用いた広域の液状化危険度と液状化による建物被害率の予測に関する研究」
山本明夫,小丸安史,吉村昌宏,山口亮:地域安全学会論文集,No.11,pp.275-285,2009.11

「応答スペクトルに関する地盤増幅特性の簡易評価手法(その1)評価手法の構築」
石田寛,清水友香子,水越薫,山本明夫,山田和樹,山口亮:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅰ,pp.241-242,2009.7

「応答スペクトルに関する地盤増幅特性の簡易評価手法(その2)適用例と考察」
水越薫,石田寛,清水友香子,山本明夫,山田和樹,山口亮:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅰ,pp.243-244,2009.7

「家財の地震被害予測手法の検討(その1)世帯の家財保有額の推定」
山田和樹,金子美香,村田明子:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.313-314,2009.7

「家財の地震被害予測手法の検討(その2)近年の地震における家財被害率の調査」
吉村昌宏,今井卓二,金子美香:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.315-316,2009.7

「家財の地震被害予測手法の検討(その3)世帯の家財被害額の推定」
金子美香,吉村昌宏,今井卓二:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.317-318,2009.7

「建物の地震被害予測のための地震動の周期特性に関する基礎的考察-最大加速度と最大速度の比A/Vに着目して-」
宮腰淳一,神原浩,山田和樹,吉村昌宏,名取晶子,山口亮:日本建築学会学術講演梗概集,構造Ⅱ,pp.289-290,2007.7

「建物単体データを用いた全スケール対応・出火確率統合型の地震火災リスクの評価手法の構築」
加藤孝明,程洪,亜力坤 玉素甫,山口亮,名取晶子:地域安全学会論文集,No.9,pp.279-288,2006.11
【地域安全学会論文賞受賞】

「全国火山噴火災害危険度マップの作成-九州地方をモデルとして-」
荒井健一,鈴木雄介,千葉達朗,吉村昌宏,渡辺敬之,丸楠暢男:日本地球惑星科学連合大会,V101-P028,2006.5

「建物耐力と変形性能のばらつきを考慮した被害関数の作成手法」
宮腰淳一,神原浩,石井大吾,田村和夫,山口亮,名取晶子,吉村昌宏:日本建築学会構造工学論文集,Vol.51B,pp.105-110,2005.3

「被害想定のための歴史地震面震源モデル調査」
吉村昌宏,坪川博彰,藤原賢也:歴史地震,第19号,pp.108-115,2004.3

保険まめ知識

火災保険の概要

火災をはじめ、落雷や破裂・爆発、風災や雪災などの自然災害、盗難などにより、建物や家財などに損害を生じた場合に保険金が支払われます。

地震保険の概要

地震や噴火、またはこれらによる津波を原因として、居住用建物や家財に損害が生じた場合に保険金が支払われます。

保険料率とは

火災保険や地震保険の保険料率とは、保険金額に対する保険料の割合をいいます。

保険料率は、純保険料率(事故が発生したときに、保険会社が支払う保険金に充てられる部分)と、付加保険料率(保険会社が保険事業を行うために必要な経費などに充てられる部分)に分けられます。

参考純率とは

参考純率とは、料率算出団体が算出する純保険料率のことです。会員保険会社は、自社の保険料率を算出する際の基礎として、参考純率を使用することができます。付加保険料率部分については、会員保険会社が独自に算出します。

基準料率とは

基準料率とは、料率算出団体が算出する保険料率(純保険料率および付加保険料率)のことです。会員保険会社は自社の保険料率として、基準料率を使用することができます。

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