データバンク

当機構では、長年にわたる保険料率の算出業務自賠責の損害調査業務を通じて、会員保険会社等から収集した各種保険(自賠責保険、自動車保険、火災保険、地震保険、傷害保険など)に関する大量のデータや専門性の高いノウハウを蓄積しています。

当機構では、これらのデータやノウハウをもとに、会員保険会社はもとより官公庁、有識者、消費者等に対し、損害保険に関するデータバンクとしての機能を果たしています。

当機構では保険統計を作成し、会員保険会社にフィードバックするほか、刊行物として広く提供しています

参考純率および基準料率の算出・検証の基礎データとして収集したデータを基に、保険商品開発等の参考として保険統計を作成しています。作成した保険統計は、会員保険会社にフィードバックするほか、刊行物として広く一般に提供しています。

特に、当機構が収集した保険統計のうち、社会公共性の高い自賠責保険および地震保険については、速報値として公表しています。

地震保険に関し、2016年熊本地震以降で大きな被害をもたらした地震による被災率(地震保険の支払件数を契約件数で除した割合)を公表しています。

火災保険に関し、水災補償付帯率を公表します。

当機構で作成している
「損害保険料率算出機構統計集」

「損害保険料率算出機構統計集」では、自賠責保険・自動車保険・火災保険・地震保険・傷害保険に関する基本統計をまとめて掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。

損害保険料率算出機構統計集

また、参考純率基準料率を算出していない保険の種類についても、会員保険会社から提供されたデータから保険統計を作成し、会員保険会社にフィードバックしています。

当機構では保険制度・保険商品に関する動向などの国内外の情報の調査・研究を行っています

当機構では、保険制度・保険商品に関する動向、料率の算出システム、損害調査に係る法令、判例、医療動向等の国内外の情報の調査研究を行っています。その成果を調査レポートや研究論文として取りまとめ、会員保険会社などに提供しています。

当機構では自然災害をはじめとする各種リスクに関する調査研究を行っています

当機構では、各種リスクの分析を通じたリスク実態に見合った純保険料率の算出方法の調査研究を行っています。その成果を調査レポートや研究論文として取りまとめ、会員保険会社、官公庁、学会および有識者等の関係各方面に提供および発表しています。

自然災害リスクに関する研究

当機構では事故防止・損害軽減等に資する取組みを行っています

当機構では、事故の予防と損害の軽減のための各種事故事例・関連情報の調査研究を行っています。

住宅の水災被害に備えるために

当機構で作成している
「安心・安全のためのお役立ちコンテンツ」

本コンテンツでは、事故防止や損害軽減などを目的とした当機構のレポートやウェブページをまとめています。交通事故や自然災害をはじめとした身近なリスクについて、当機構のデータや知見を活かした分析、その他、関連情報などがご覧いただけます。

また、調査研究の成果を調査レポートや研究論文として取りまとめ、会員保険会社、官公庁、学会および有識者等の関係各方面に提供および発表しています。

当機構では個々の会員保険会社のニーズに応じたコンサルティング・サービスを提供しています

蓄積した大量のデータや専門性の高いノウハウを基に、個々の会員保険会社のニーズに応じて、会員保険会社に対して次のコンサルティング・サービスを提供しています。

(1)新商品開発や契約・支払の詳細分析等に役立つ保険統計の作成・提供

(2)保険数理・保険約款に関する相談・支援

(3)自然災害(地震、風・水害等)の各種危険にかかるリスクモデルによる被害想定額の算定

(4)海外情報の収集・提供等

当機構では損害保険に対する社会一般の理解促進に努めています

当機構の事業内容、損害保険の料率算出のしくみ、自賠責保険の損害調査のしくみ等についてわかりやすく説明し、保険料率等に関する知識の普及に努めるとともに、損害保険に対する社会一般の関心および理解の増進に努めています。

刊行物一覧

当機構では損害保険事業の国際的な業務展開等を支援する取り組みを行っています

統計インフラ整備や料率算出のノウハウの提供といった協力・支援を通じ、 アジア各国の損害保険事業の健全な発展と、会員保険会社の安定的な事業運営に資する取り組みを実施しています。

国際業務支援

保険まめ知識

保険料率の算出業務とは

当機構では、過去の契約・支払いに関するデータをもとに、科学的・工学的手法や保険数理などの合理的な手法を用いて、将来の保険金の支払いに過不足がないように保険料率を算出しています。

自賠責の損害調査業務とは

社会政策的な側面を持つ自賠責保険(共済)は、被害者救済の観点から、公正で適正な保険金(共済金)の支払いが迅速に行われる必要があるため、当機構で損害調査を行っています。

保険料率とは

保険料率とは、保険料の基礎となる数値です。

保険料率は、純保険料率(事故が発生したときに、保険会社が支払う保険金に充てられる部分)と、付加保険料率(保険会社が保険事業を行うために必要な経費などに充てられる部分)に分けられます。

参考純率とは

参考純率とは、料率算出団体が算出する純保険料率のことです。会員保険会社は、自社の保険料率を算出する際の基礎として、参考純率を使用することができます。付加保険料率部分については、会員保険会社が独自に算出します。

基準料率とは

基準料率とは、料率算出団体が算出する保険料率(純保険料率および付加保険料率)のことです。会員保険会社は自社の保険料率として、基準料率を使用することができます。

当機構に蓄積される損害保険にかかる大量データ

保険料率の算出のために会員保険会社各社からデータが報告され、また、自賠責保険(共済)事業を行っている保険会社(協同組合)各社からの依頼に基づき損害調査を担っていることから、大量で安定したデータが当機構に蓄積されています。

自然災害リスクの研究

台風や地震などの自然災害は、発生頻度が低い一方で損害が巨額になる可能性があり、それらを評価して適正な保険料率を算出するには、これまでに観測、蓄積された保険統計では必ずしも十分ではありません。

当機構では、このようなリスクを評価するために、自然災害リスクに関する研究に取り組んでいます。

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